今朝の夢
いつもながら白い肌が透き通るほど、伸ばした手も拒否されるようなほど白く
怖くなる。
彼女は僕を必要としてない、と分からせてくれる仕草と声で、
大丈夫、と答える。
僕はこれ以上何も出来ないと悟る。
あんなに壊れそうで悲しそうでも彼女は強いのさ。

 もう一つの夢
すれ違う昔の彼女、いつものようにお互い知らん振り、でも今回は僕がすぐ
走って戻る。また会えないか!と。
彼女はさも今、気付いたかのような顔で、そしてじゃぁまた今度、
そうね今晩電話するわ。
嬉しい、反面口惜しい。
めったに見せない笑顔を見せられて昔のことは昔のことになる。
男の気持ち。
何時の間にか彼女は自転車にまたがって、歩行者天国になった新宿の(?)大通りを
遠ざかっていく。振り返り笑顔で。

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